トラックバック

もっと言うと,トラックバックという仕様自体がよくわからん.引用した場合に引用したことを相手に通知する機能ということでいいの?

こういうのは無かった頃と比較してみると分かりやすい気がします。昔の所謂「日記サイト」ってやつでは、交流は基本的に知人の間のみでしたし、何かについて優れた言及をしたとしても、大手に取り上げられなければ誰にも知られず、無いも同然でした。ある程度の厚かましさのある人ならBBSに宣伝に行くって手もあったけど、BBSの無いサイトならどうしようもない。ウェブ1.0の頃は誰でも情報発信出来る、というスローガンに現実がついて行ってなかったわけです。
それがブログというツールを利用したサイト同士であれば無条件*1で通知出来るようになった。それがトラックバックという機能の意味なわけです。
そもそもブログというものはアメリカで個人のジャーナリズムの実現のために生まれたツールなので、時には言論を戦わせる必要なんかもあったりしたわけですよ。なので、トラックバック先の著者よりも、トラックバック先の読者に関連する記事を書いたことを知らせるため、っていうのの方が強いんじゃないかなあ、と思います。

*1:今やトラックバックも実装されてないようじゃブログじゃありません。