近況

ここ最近で新しく覚えたのは組み込み用スクリプト言語くらいかな。Luaは文法的に使おうとは思えなかったけど、SqPlus+Squirrelはちょっとした成果物が出来た。でも、DかじったことのあるC++&Ruby使いとしては今のところxtalが一番自然に感じる。これからはxtalをどんどん使っていきたい。
用途としてゲームへの組み込みを考えているけど、まだ3Dの知識が足りないんだよなあ。IrrlichtとかOGREとかのゲームエンジンは試したけど、原理から自分で理解して書くことが出来るようになりたい。Linuxが主な環境だからDirectXじゃなくてOpenGLを学ぶ必要があるけど、どうやって学ぼうか。OpenGLは3.0で固定機能パイプラインをdeprecatedにして、3.1で廃止したのに、ほとんどの和書は固定機能パイプラインしか説明していないような印象がある。モダンなOpenGLをまともに書いてる和書ってそれこそ赤本ことOpenGLプログラミングガイド 原著第5版くらいしかなさそうに見えるんだけど、収入無しの身で買える値段じゃない。図書館にでも入れてもらうかねえ。
もしくは洋書でも読もうか、青本ことOpenGL® SuperBible: Comprehensive Tutorial and ReferenceだったらIEEE CSの学生会員の特典のSafari Books Onlineでタダで読めるし。1250ページの洋書が読めるかどうかは英語力よりむしろ根気の問題になるけど。

GCCの対応状況

C++0xとは、現在ワーキングドラフト段階の次期C++標準。WDとは言え、いくつかの機能は仕様も固まってきているので、GCCも少しずつ実装を始めている。現在の進捗状況はC++0x Language Support in GCCのような感じらしい。なんか数日前までは無かったC++0x Concepts Branchが出来ていることに注目。ConceptsはC++0xで最も注目されている新機能で、C++のテンプレートを大幅に強化するもの。generic-programming.orgというテスト実装はあるものの、実用レベルまではまだまだ遠く、Doug Gregor - Re: c++0x concepts in gcc callによるとメインラインに入るまで数年掛かるらしい。